小売店が、クレーム客からしつこく商品代金の返還を要求されていた。拒否したら、訴訟を提起されてしまった事案
訴訟の対応し、全面勝訴で終了。
訴訟になる前から相談をお受けしました。裁判になることを想定しつつ、クレーム客に対する対応をアドバイスさせて頂き、会社に有利な証拠を収集することができました。結果として、裁判では有効な法的反論を展開することができ、当方の完全勝訴で裁判を終えることができました。
会社が、元従業員から、セクハラに基づく慰謝料請求及び残業代請求の労働審判を起こされた事案
労働審判の中で反論を展開し、請求額の約3分の1の額で和解した。
会社にも一部責任がある事案でしたが、元従業員が裁判の中で誇大に主張している部分については、しっかりと反論して裁判所の理解を得ました。最終的には、会社の主張も酌んだ形での和解が成立しました。
会社の機械が、他会社の従業員の不注意によって損壊されたが、加害者の会社は全く賠償に応じなかった事案
加害者の会社に対して訴訟を提起し、壊された機械の修理代+営業損害を支払わせた。
裁判外の交渉では、相手方が全く賠償に応じようとしませんでしたので、訴訟を提起しました。訴訟では、防犯カメラの映像や、会社の売上表を分析して、相手方の責任や損害額について丁寧に立証しました。最終的には、裁判官から相手方に対し、当方の請求額の大部分を支払うように、という強い勧告があり、勝訴的和解が成立しました。
会社が背任行為をした従業員を退職させた事件
背任行為を認めさせ、退職合意書を作成、従業員に署名・押印させ、後日の紛争の芽を残すことなく雇用関係を解消させた。
背任行為を完全に立証するには、客観的証拠が少ない事件でしたが、現存する証拠を整理して従業員との面談にて提示し、最終的には背任行為を認めさせました。会社も穏当な解決を望んでいましたので、懲戒解雇とはせず、精算条項を含んだ合意退職の形をとり、心情的にも法律的にも、後日の紛争がない形で解決しました。
勤務態度に問題がある従業員を退職させた事件
勤務態度を是正し、最終的には合意退職としました。
温厚な性格の社長に対し、勤務歴の長い従業員が他の従業員と共に、業務命令を無視した横暴なふるまいを続けていました。紛争を最小限にとどめる見地から、いきなり弁護士が代理人として対処するのではなく、きちんとした会議の場で、弁護士の作成した業務命令書を問題社員につきつけて、その従業員が会社の業務命令に違反していることを明確な形で突きつけました。そうしたところ、その従業員の態度が一変し、問題行動は収まりました。
しかし、その従業員が他の従業員に与えた悪影響は著しいものがありましたので、引き続き退職勧奨を行い、最終的には合意退職の形で解決しました。
度々賃料を滞納するテナントの事件
弁護士介入後、賃料の滞納はなくなりました。
度々賃料を滞納するテナントに対し、内容証明郵便を送って警告したところ、その後は全く遅れることなく賃料が支払われるようになりました。